2級技術検定(施工管理技士試験)学科試験のすべての受検者に対して、実務経験を不要とし、早期受験が可能となりました。
これにより、工業高校等の指定学科の卒業者は1年、普通高校等の指定学科以外の卒業者は7年前倒しで受験できます。
施工管理技士とは
施工管理技士は、建設業法に基づく技術検定で合格すると与えられる国家資格です。
検定には土木施工管理技士、建築施工管理技士、管工事施工管理技士、電気工事施工管理技士、建設機械施工、造園施工管理の6種類、それぞれ1級、2級に区分され、学科と実地で試験が実施されます。
建設業許可の要件として、検定の種目および級に応じて営業所に置かれる専任技術者、および工事現場に置かれる主任技術者または監理責任者の資格を満たす者とされます。
経営事項審査では、1級施工管理技士が5点、2級施工管理技士は2点として加算の対象として評価されます。
2級学科試験は年2回に
16年度2級学科試験から受験年齢を大幅に引き下げられました。
工業高校生、普通高校生に限らず高校2年に相当する17歳以上であれば受験可能としました。
2級学科試験も現在の年1回から2回に増えます。
受験資格の概要
1級技術検定(建設業法施行令第27条の5第1項等)
学歴等 |
受験に必要な実務経験年数(※1) |
|
---|---|---|
指定学科 | 指定学科以外 | |
大学 |
卒業後3年以上 | 卒業後4年6か月以上 |
短期大学、高等専門学校、専門学校を卒業した者のうち「専門士」と称する者 | 卒業後5年以上 | 卒業後7年6か月以上 |
高等学校 専門学校卒業者 (「高度専門士」、「専門士」を除く。) |
卒業後8年以上(※2) | 卒業後11年6か月以上 |
中等学校 | 卒業後15年以上 | |
2級技術検定合格者 |
2級合格後3年以上(※2) |
※1 実務経験年数には、指導監督的実務経験年数1年以上がふくまれていなければならない。
※2 高等学校又は中等教育学校卒業者、2級技術検定合格者およびその者の受験要件により1級を受験する者については、指導監督的実務として専任の主任技術者としての実務経験を1年以上を有している者にあっては2年の実務経験年数の短縮を行う。
※2 高等学校指定学科卒業者で、5年以上の実務経験を積んだ後、専任の監理技術者の設置が必要な工事において当該監理技術者による指導を受けた実務経験が2年以上ある者については、2年の実務経験年数の短縮を行う。
※2 2級合格者で、2級合格後、専任の監理技術者の設置が必要な工事において当該監理技術者による指導を受けた実務経験が2年以上ある者については、2年の実務経験年数の短縮を行う。
2級技術検定(建設業法施行令第27条の5第2項等)
学歴等 | 受験に必要な実務経験年数 | ||
---|---|---|---|
学科試験 | 実地試験 | ||
指定学科 | 指定学科以外 | ||
大学 専門学校を卒業した者のうち「高度専門士」と称する者「 |
17歳以上(※3) | 卒業後1年以上 | 卒業後1年6か月以上 |
短期大学、高等専門学校を卒業した者のうち「専門士」と称する者 | 卒業後2年以上 | 卒業後3年以上 | |
高等学校、 専門学校卒業者(「高度専門士」、「専門士」を除く。) |
卒業後3年以上 | 卒業後4年6か月以上 | |
上記以外 | 8年以上 |
※3 当該試験年度の年度末までに年齢が17歳以上の者は受験することが可能。
経営事項審査では、国家資格者や若年者は加算の対象となります。
点数アップはもちろんですが、会社の若手の定着や技術向上にもつながりますので、活用されてみてはいかがでしょうか。
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